938 名前:大人の名無しさん[] 投稿日:01/09/13(木) 10:04 ID:1KSY/joc
私が幼稚園の頃から不治の病で苦しんできた父。
それでも家族の為に働いていた。
私が二十歳を迎えた翌年に雪で足を滑らせてから
気が抜けたのか瞬く間に病状が悪化して入院した。
3ヶ月余り、、食事制限の厳しい病気なのに
「何を食べてもよいと言われた」と父は言う。
じわじわと体力は落ち、足も細くなって行ったけど
「頑張る、良くなるから旨い物を持ってきてくれ、力のつくものを」
弱った体には無理だろうと思い
コンビニで茶碗蒸しを買い、家からはおにぎりを作って持っていった。
美味しそうに食べてくれたが半分も食べられなかった。
先生から言いにくそうに「もう長くはないので本人の好きなようにしてあげて」と
いう話があった。
「甘い物が食べたい」というのでクッキーを持っていくと
長い時間をかけて美味しいといいながら一枚をやっと食べていた。
それから何日かして治療中に意識を失い一週間経ち父は逝った。
あのとき父が美味しいといったクッキーをコンビニで見つけた。
もう10年以上経つのに包装もおなじままで、、
買って帰り食べてみた。涙がでてきた。
私が幼稚園の頃から不治の病で苦しんできた父。
それでも家族の為に働いていた。
私が二十歳を迎えた翌年に雪で足を滑らせてから
気が抜けたのか瞬く間に病状が悪化して入院した。
3ヶ月余り、、食事制限の厳しい病気なのに
「何を食べてもよいと言われた」と父は言う。
じわじわと体力は落ち、足も細くなって行ったけど
「頑張る、良くなるから旨い物を持ってきてくれ、力のつくものを」
弱った体には無理だろうと思い
コンビニで茶碗蒸しを買い、家からはおにぎりを作って持っていった。
美味しそうに食べてくれたが半分も食べられなかった。
先生から言いにくそうに「もう長くはないので本人の好きなようにしてあげて」と
いう話があった。
「甘い物が食べたい」というのでクッキーを持っていくと
長い時間をかけて美味しいといいながら一枚をやっと食べていた。
それから何日かして治療中に意識を失い一週間経ち父は逝った。
あのとき父が美味しいといったクッキーをコンビニで見つけた。
もう10年以上経つのに包装もおなじままで、、
買って帰り食べてみた。涙がでてきた。
体言止め