722 名前:大人の名無しさん[] 投稿日:2001/07/08(日) 23:32
とっくに亡くなった祖母のこと。

夏に実家に帰った時、祖母が私に「どなたさんでしたか」と聞いた。
痴呆症が進行中で、たまにしか帰省しない私を認識できないよう
だった。名前を言っても「ほう、遠いところからそれはそれは」と
お客さんに対するような口ぶり。

2~3日の滞在中、とうとう思い出してもらえなかった。
寂しい気持ちで「じゃ、行ってくるから」と声をかけると、祖母は
ちょっと待って、と合図して立ち上がり、自分の部屋へ手招きした。
箪笥の引き出しから取り出したのはくしゃくしゃのチラシに包まれた
薄い物。とめてあるゴムが劣化してくっついている。「あけていい?」
チラシを開くと、旧札で3000円入っていた。
かなり前に包んだ物のようだった。

「おばあちゃん、私はいいからなんか好きなもの買いなよ」
「いいから。○○くんと△△にでも行って来なさい」

○○くんは高校時代に私がつきあっていた男の子、△△はとっくに
潰れた喫茶店の名前。
当時両方の家からつきあうのを反対されてたけど、おばあちゃんだけは
○○くんとの話をにこにこしながら聞いてくれてた。

帰りの飛行機の中で、チラシをにぎりしめて泣いた。




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