583 名前:嫁の夫[] 投稿日:05/01/08(土) 13:12:17 ID:9V/soYMN [1/4]
年末に親父が大腸癌の手術をしたんだが、1年生存率は50%程度らしい。
まあ年も年だからと心構えはできているつもりだったが、気がかりなのが
出産で実家に帰っている俺の嫁のことだ。正直俺とかなり年の差があって(17歳)
ので、一番下の妹より年下な上に、結婚している(4人兄弟)のが俺だけという
事情もあってうちの両親にかなり可愛がられていた(兄弟誰も結婚しないので
「俺は孫も見れずに死ぬのかなぁ」と昔母親に愚痴っていたらしい)。
その嫁が出産のために実家(飛行機でなければ行けない)に帰っていて予定日が
今月末になっている。知らせようかどうしようかと迷ったけれど、後で「何で
知らせてくれなかった」と喧嘩になるのは目に見えていたので一応親父の状況を
伝えた。もうウロたえちゃって臨月なのに「すぐ帰る」と言い出すし(ちなみに
真夜中だから飛行機は飛んでいない)、とりあえず「今日明日の話じゃないから
慌てて帰ってくる必要はない」落ち着かせた。





584 名前:嫁の夫[] 投稿日:05/01/08(土) 13:26:46 ID:9V/soYMN [2/4]
長くなってすいません。

で一昨日親父が再手術した。医者によれば切除した大腸の切り口がうまく
接合していないらしい(原因としては炎症、もしくは切り口にがん細胞がある)。
実はこの医師(俺は直接知らない)と俺の親友の医師が知り合いだったらしく、
その後親友を通して聞いてみたところ、癌性腹膜炎を起こしており最悪1~2週間
と言われた。で一番信頼している叔父夫婦のところで鳩首会談。問題は嫁を
呼ぶかどうか。みんなもう親父の命は諦めたが(長生きして欲しい気持ちはあるが)、
せめて初孫を一目みせてやりたいという点で議論。嫁の予定日まで3週間を切っている
飛行機に乗せるならギリギリ(本当はいけないのだろうが)間に合う期間、だが向こう
で生んだとなると赤ん坊が落ち着くまで最低3ヶ月はこちらへは来れない。
上記の親友の奥さんは元スッチー(それにしても便利な夫婦だ)なので、「どれくらいまで
妊婦が飛行機に乗れるのか」を尋ねたところ「基本的には出産予定日の1週間前なら医師
同伴ならOKなはず。でも現実は臨月になったらどの会社も予約は受け付けてくれない」とのこと。
親友も「医師同伴が必要というのなら俺の子飼い(彼は大学講師)の奴を派遣できるで」と申し
出てくれる。


585 名前:嫁の夫[] 投稿日:05/01/08(土) 13:45:25 ID:9V/soYMN [3/4]
思ったより長くなっちゃった。

上記の喧喧諤諤の議論を経た末にこっち側の考えとしては、嫁を呼び戻して
こっちで生んでもらえばもしかしたら一目くらいは親父に孫を見せてやれる
かも知れんということで意見が一致した。
そこで嫁に電話したら「すぐに空港に向かう(気の短い嫁なのだ)」というのを
押し留め、「とりあえず明日(つまり今日ですね)産婦人科に見てもらって許可
を得てからにしろ」と言っておいた。タイミングよくお袋からも電話がかかって
来たので「嫁を戻すことにしたから」といったらお袋は大激怒。「大事な時期に
何をするんだ」だの「何かあったらどうする」だの。いや、言っていることは
最も何だが・・・・・・「とにかく嫁も戻って来たがっている」と言ったら
「あんたたちの好きにすればいい」


586 名前:嫁の夫[] 投稿日:05/01/08(土) 13:46:14 ID:9V/soYMN [4/4]
最後です。あまり長い文だとはねられちゃうので分割になっちゃいました。

んで、さっき嫁から泣き声の電話があった。結論から言えば「帰郷は許可できない」という
ことだったらしい。予定日まで2週間あるとは言えいつ破水するかも判らないし
その他の可能性を考えても無理」だと言われたとのこと。
ただ、泣いているのは別の理由だったらしい。診察を待つ間にうちのお袋の携帯から電話が
あって出てみると親父だったらしい(親父は携帯を持ってない)。

曰く「自分のために○○さん(嫁の名)と子供を危険な目にあわせるわけにはいかん」
「だから、医師の許可が得られても決して帰ってきてはいけない」、「自分は、孫が
出来たということだけで満足しているので顔が見られるかどうかは問題ではない」、
「そもそも○○さんたちが帰ってくるまでは意地でも死なんよ」・・・・・・

その後、嫁とお袋が話したことによれば親父は状況を全て理解している(患者が希望
すれば全て話すという方針の病院らしい)上で、嫁が帰ってくるという話をお袋から
聞いて、「○○さんに電話しろ。俺が話す」と言って電話したらしい。

結果的に嫁がこちらに帰ってくる道はなくなったので、後は親父が孫の顔が見れるまで
生きていることを祈るだけしかできない。

泣ける話でなくてすいません。ちょっと吐き出したかったので。