396 名前:大人の名無しさん[] 投稿日:2001/04/01(日) 09:51
転勤になって、一人暮らしを始めた。慣れないことばかりで、かなり
へばっていた。ある日、出張先のホテルで夢を見た。
なぜか、実家の居間でソファーに寝転がってTVを見ている。もう深夜
で部屋の電気も消して暗い中で、TVが青い光をちらちら放っている。
もう疲れて一歩も動けない、早く自分の部屋で寝なきゃと思いなが
ら、TVを眺めていると、父が2階の自室から降りてきて、ちょっと
こっちを見た後、冷蔵庫の中を覗いて、背を向けながら、
「おまえ、いつまでそんなことしているんじゃ。仕事ばかりしてん
と、自分の身体大切にせーよ。」
と言った。
そこで、目が覚めた。胸の中の何かが外れて、暖かいものがこみあげ
て来ていた。枕を抱いて嗚咽していた。転勤前には、いろいろなこと
があって、父と冷戦中であった。うちの父は、口下手でほとんど話を
しないが、たまに何かこちらに話すときは叱責の言葉ばかりであっ
た。転勤前に、いつも深夜まで続く残業に
「おまえ、よっぽど仕事がでけへんのやなぁ。きちんと定時までに仕
事、よう終わらさんのか。」
などと言うので、大喧嘩したばかりであった。
「あほやなぁ、父さんは。もっと別の言い方したら、きちんと通じる
のに。」
と言いながら泣いていた。宿泊のホテルから、客先に向かう地下鉄の
中でも涙が止まらずに、周囲の怪訝な視線を浴びながら泣いていた。
その日の仕事を終えて、実家に電話した。母が出て、互いの近況につ
いて話した後、
「父さんいる?」
って聞いたら、しばらく電話先で話した後、
「元気にしてたら、それでええって。何も話すことあらへんって言っ
ているよ。」
「父さんらしいな。元気にしているってだけ言っておいて。」
と言って切った。夢の話をするつもりだったが、そういうのがなくて
もつながっているという安心感があった。
それから一週間後、過労から、はやり目と風邪を併発して、高熱と一
時的な失明のため、一ヶ月休職して、実家で両親に面倒見てもらうこ
とになるとは、予想もしていなかった。





  1. クラスの可愛い子のスク水の臭い嗅いだ結果。。。
  2. 庭に水撒きをしてたらTシャツ&ショーパンの若い娘が通りかかったので・・・
  3. 看護士の女性陣と合コンやった結果を報告するッ!!
  4. 東北(新潟、青森、岩手、秋田、宮城、山形、福島)に行って驚いたこと
  5. よく行く映画館のフードコートにいるいかにも ホームレスみたいな人にはお金あげてる