122 名前:大人の名無しさん[sage] 投稿日:02/08/19 03:29 ID:clvR6EFK
「お姉ちゃんはわたしの誇りだよ」
私が聞いた、妹の最後の言葉だった。
今年の夏のように、暑い日だったことを覚えている。

妹の事を思い出すと、この言葉と笑い顔、そしてヒグラシの鳴き声を思い出す。
あの日まで毎日会っていたはずなのに、思い出すのは決まってこの情景だ。
そしてふと思う。妹は、最後まで私のことを誇りに思っていたのだろうかと。

葬式が終わり、遺品整理をしていた時、妹の日記を見つけた。
入院してから、妹が毎日書いていたものだ。
妹がどんな事を思っていたのか気になり、読んでみる事にした。

日記にかかれていた事は、全て私の事だった。
持っていった本について、交わした感想について。
私が話した学校の話。友達の話。ドラマの話。
日が過ぎるごとに、見ている方が苦しくなるほど体調が悪くなっていたのに、
恨み言、愚痴がいっさい書かれていなかった。


123 名前:大人の名無しさん[sage] 投稿日:02/08/19 03:30 ID:clvR6EFK
私が見舞いに行かなくなってから、日記の内容は私への手紙になっていた。
いずれ、私が読むとわかっているような書き方だった。
今までの思い出。どんなに私に感謝しているのかなど。
見舞いに行かなくなった事を非難するような文章は一行すらもなかった。

妹は自分がいずれ死ぬという事を分かっていたのだろうか?
知った上で、恨み言も言わず私に接していたのだろうか?
今まで姉ぶっていた私が受け入れられなかった死を、
泣き虫だった妹は受け入れていたのだろうか?

日記の最後のページにはこう書かれていた。
「今までありがとう。お姉ちゃんの妹で本当によかった」
と。

私は姉として、どのような姉でいればよかったのだろう?
今考えても遅いが、いまだに答えが出せないでいる。






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