312 名前:名無しさん@おーぷん[sage] 投稿日:2015/11/09(月)07:19:24 ID:???
出会いはゲームセンター。

実家から遠く離れた土地の大学に通い始めた頃、夏を待たずにひどいホームシックにかかった。故郷に帰りたくて毎日泣いていた。
そんな中、ふらりと立ち寄ったゲームセンターで、懐かしいゲームを見つける。
そのゲームは私が高校時代に相当やり込んだものだった。けれど、超マイナーなゲームだったため、高校最後の夏に撤去されてしまった代物。
ゲームをプレイすると故郷に帰ったような気がした。

毎日のようにゲームセンターに足を運び、ホームシックは若干和らぎ、親しい友人もできて、季節は冬になった。
友人と、いつものようにゲームセンターへ行くと先客がいた。
それが今の旦那。
後ろから見ていてもわかるほど、上手くて綺麗なプレイスタイル。次が私と友人の番で、それが終わると向こうから声をかけてきた。
このゲームはマイナーですよね、という世間話のあと、IRのURLとメルアドが書かれたメモを渡された。
IRというのは、インターネットランキングのこと。
このゲーム機はローカル接続のみだったため、当時普及し始めたインターネットを使って、参加者がスコアを直接書き込み、ネット上で全国ランキングが作られていた。
旦那は、全国ランキング一位だった。
私が好きな別のゲームでも一位の腕前だった。

あの素晴らしいプレイをもう一度見てみたいと思い、何度もゲームセンターに足を運んだが、それ以来旦那に会う事はなかった。
一か月後、しびれを切らして、もらった携帯のアドレスにメールしてみた。
会って、もう一度プレイしてもらうとやっぱり綺麗で、指とか、なめらかに動いて素敵だなと思った。
別なマイナーゲームもやってもらうと、当時私が苦戦していた部分も難なくこなしてすごかった。尊敬した。
旦那の方も毎日のようにこのゲームセンターに来ていると聞き、私は何度もゲームセンターに足を運んだが、それ以来やっぱり旦那に会う事はなかった。

でもなんだかんだで会えて、告白して付き合って結婚した。
今でもそのゲームは一台だけゲームセンターにあって、時々夫婦でプレイしている。

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