364 名前:名無しさんの次レスにご期待下さい 投稿日:05/02/02 15:10:53 ID:FIeUPoyL
何故か知らんが、ここ数日幼馴染の夢を見る。
家が近くて、それなりに仲が良かったんだが、大学行ってからは疎遠でね。
時たま、通学の最中に駅で見かけるんだけど、昔見た横顔とは全然違って、
ふと、声をかけられない自分に気がついた。
かけないんじゃなくて、かけられないんだな、っていうことに。
それから2週間、出かける時間帯を変えたのか、滅多に見かけなくなった。
俺は俺で大学院入試を控えてて、それどころじゃなかったからかもしれん。
俺は独り暮らしをはじめ、実家には帰らなくなった。
そのうち、誕生日に送られてくる妙なくらいに顔文字で彩られたメールと、
パソコンで印刷された無機質な年賀状だけが、そいつと俺のつながりになった。
昨日、そいつが結婚した、っていう手紙が来た。
数えてみれば、5年ぶりにそいつの字を見た。
当たり前だけど、高校で黒板に書いていたあの字とは違っていた。
最後にひとこと「じゃ、またいつかね」と書かれていた。
頬を熱いものが伝った。俺は、手紙を握り締めて泣いた。
縦笛のふたりを見るたびに、俺は考えてしまう。
あの時、なぜ俺は泣いていたのだろうか、と。
何故か知らんが、ここ数日幼馴染の夢を見る。
家が近くて、それなりに仲が良かったんだが、大学行ってからは疎遠でね。
時たま、通学の最中に駅で見かけるんだけど、昔見た横顔とは全然違って、
ふと、声をかけられない自分に気がついた。
かけないんじゃなくて、かけられないんだな、っていうことに。
それから2週間、出かける時間帯を変えたのか、滅多に見かけなくなった。
俺は俺で大学院入試を控えてて、それどころじゃなかったからかもしれん。
俺は独り暮らしをはじめ、実家には帰らなくなった。
そのうち、誕生日に送られてくる妙なくらいに顔文字で彩られたメールと、
パソコンで印刷された無機質な年賀状だけが、そいつと俺のつながりになった。
昨日、そいつが結婚した、っていう手紙が来た。
数えてみれば、5年ぶりにそいつの字を見た。
当たり前だけど、高校で黒板に書いていたあの字とは違っていた。
最後にひとこと「じゃ、またいつかね」と書かれていた。
頬を熱いものが伝った。俺は、手紙を握り締めて泣いた。
縦笛のふたりを見るたびに、俺は考えてしまう。
あの時、なぜ俺は泣いていたのだろうか、と。