593 名前：名無しさん＠ＨＯＭＥ[] 投稿日：2014/07/05(土) 22:55:51.29 0
妹が産まれたとき、嬉しかった。
可愛くてたまらなかった。忙しい父にかわって、私と母で育てた。
ミルクもあげた、絵本も読んであげた、変な作り話も聞かせた、ごっこあそびもたくさんした。
暑い夏は妹が寝るまでうちわで扇いであげて、寒い冬は私の毛布をこっそりかしてあげた。
妹が小さい頃、シャンプーのたびに泣いていたときも、
私が歌を歌ってあげると絶対笑ってくれた。
妹が話す謎の言葉も、親は分からなかったけど、私は通訳できた。
小学校の頃、自転車でこけて泣きまくる妹をおぶって家まで歩いて帰った。
妹をいじめる近所のいじめっこと殴り合いの喧嘩もした。
でも、可愛がったのと同じくらい酷い事もしたし、兄弟喧嘩も星の数ほどした。
私は決していいお姉ちゃんじゃなかったけれど、
妹は私が夏に田舎に帰省すると、本当に嬉しそうな、
照れくさそうな顔をして笑ってくれる。
そして必ず「ねぇ２人でどっか行こうよ～」と言ってくるw
成人して気付いた。
ウチは四人家族だけど、親は必ず私より早くいなくなってしまう。
その時、血の繋がった家族はこの世で妹ただひとりになるのだと。
妹とは、どっかライバルなとこもあるけど、
これからもくっだらない話で馬鹿笑いしながら、２人そこそこ幸せに生きていけたらなって思う。





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