131 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2011/04/23(土) 23:07:16.88 ID:vNb4MLYrO
冬の始まり、寒い日の夜に、冷たい風が気持ちよくて散歩に出かけたんだ。
しばらく歩いてると後ろから小さな猫の鳴き声がしてきて、
振り向くと子猫がよたよた歩いてきてた。
「ついてきても何もやらんぞ」って一言だけ声をかけて、そのまま帰路についたんだけど、
そいつは家の中までついてきて、ふてぶてしく上がり込み、
ストーブの前で堂々とボックスの構えまで決めやがる。
結局、図々しさが気に入られたのか、そいつはうちに引き取られて、そのまま飼われることになったんだ。

2年程して一人暮らしのために家を出て、生活も落ち着いた頃、
視界のスミに猫のような影がちらつくようになった。
疲れてるのかな、なんて思いながら、特に気にもしないで過ごした1ヶ月後、実家からの電話でなんとなく正体がわかった。

あいつ死んでたんだ。
ちょうど死後1ヶ月くらい、干からびた状態で人気のない場所に居るのを、
迷い猫のビラを見た近所の人が見つけてくれたらしい。

死んでも人の部屋に勝手に上がり込むなんて図々しいやつだ、って笑うふりをして、少し目を腫らした後、散歩に出かけた。
冷たい風が気持ちいい、冬の始まりの夜だった。

ぽんた…





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