878 おさかなくわえた名無しさん sage New! 2006/04/21(金) 23:12:51 ID:a6mjcifQ
ちょっと長くなります。

2年前、父方の祖父が死んでしまった。死因は入浴中の心筋梗塞で、
一人暮しだったために仕事6時間も経ってから近所の人に発見された。
呼ばれて病院にかけつけると、既に死んだ祖父が横たわっていた。

私は大のおじいちゃん子で、おじいちゃんも
たった一人の孫ということで私を可愛がってくれた。





4年前に祖母が長患いの末に他界した時は、身近な人を亡くしたのが初めてで、
凄く辛く3ヶ月ぐらい情緒不安定になった。
その時のショックが大きかったせいか、多分無意識のうちにもう当分は誰も死なないと思っていた。
(そんな訳ないのに。情緒不安定の時に家族が事故などで死なないか不安になり過ぎて、
逆に脳内で上記したような自己防衛をしていたのかも)

なので、突然の祖父の死に唖然としてしまった。

今から思えば虫の知らせみたいなのがあった。
死ぬ一週間前、祖父がいきなり田舎の親戚に会いたいと言い、
50キロほど離れた祖父の実家へ私の父と私との3人で出かけた。
もしかしたら死ぬ前にみんなに挨拶してきたのかもしれない。
そしてその帰りに温泉へ行き、もう何年も撮っていない写真を撮った。(
その写真を遺影に使った。)

284 名前:素敵な旦那様[sage] 投稿日:2006/04/23(日) 19:11:02
そんな事を考えながら、お葬式の準備をしに祖父の家に行った。
玄関を開けると、前の日に作った料理や、開いた新聞、飲みかけのコーヒー、
お風呂に入るために脱いだパジャマなんかが目に入って涙が止まらなくなった。
そして何気なく冷蔵庫の中を覗くと、そこには天丼を作るための材料がたくさんあった。
祖父は昔定食屋をしていて、実は田舎へ帰った一週間前に「昔食べた、じいちゃんの作った
美味しい天丼がもう一度食べたい!」とおねだりしていたのだ。

おじいちゃんは私のために天丼を作る準備をしていてくれた。
それがわかった瞬間、おじいちゃんのおいしい天丼は
もう二度と食べられないんだと実感し、泣き崩れてしまった。
一週間前に撮った遺影の笑顔を眺めながら、その時握った祖父の使い込まれた
手の感触を思い出して、祖父と永遠の別れをした。

祖父にそっくりなバカボンのパパを見る度、懐かしくなり泣きそうになります。
今日もパパを見て思い出したので…

長文ですみませんでした。

これが、弁当。
これが、弁当。