60 名前:おさかなくわえた名無しさん[] 投稿日:01/12/25 10:16 ID:l28Qqew1
僕が幼稚園ぐらいの時。
「母の日」に何かプレゼントをしようと考え、お小遣いを貯めていた。
当時うちの風呂のガスは手で火を点けなければならず、
母がマッチで火をつけるのだが、たまにマッチが湿気ていると
なかなか火がつかずに苦労していた。
僕はそれを見てライターを買おうと思った。

やっと100円くらい貯まって母の日当日、
タバコ屋さんなどをまわったが、ライターは危ないからといって
どのお店も売ってくれなかった。
あちこち歩きまわっても結局買えず、泣きながら家に帰った。

泣いている理由を聞かれ、母に全部話すと
母は「ライターもいいけど、お花もいいな。
女の人はお花をもらうのが一番うれしいんだよ。」と言った。
僕は母に手をひかれて花屋に行き、赤いカーネーションを一輪買い、
もうバレバレなのにとりあえず背中に隠して母にプレゼントした。

うちに帰ると母がおやつにホットケーキを焼いてくれた。
母はカーネーションを一輪挿しに活けて、ずっとニコニコ眺めていた。
花をもらって嬉しいという気持ちは全然わからなかったけど、
母がよろこんでいる様子を見て僕は満足だった。

102年目の母の日―亡き母へのメッセージ





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