352 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/08/15(金) 00:05:58
若い時、遊びほうけて身体を壊した。結構ぼろぼろだった。
壊してから分かった事だが、そんなに強い身体ではないのだと、医者が色々説明してくれた。
入院した時は本当に痩せていたので、布団に入っても布団が盛り上がらなくてびっくりした。
身体が無いみたいだった。
自宅療養に移った時、家族の反応は冷たかった。
自業自得だからって自分に納得させても、家族の本音が言葉の端々や、食事などから伝わって来て悲しかった。
ある日、祖母が部屋にやって来た。療養始めて少し経った頃だ。
おしゃべりに来る事は時々あるが、その日は雰囲気が違った。
にこにこ笑い、俺の顔をぺたぺた触ってこう言った。
「あんた良かったねえ、死ななくて」
祖母はそれだけ言うとしばらくぺたぺた触って、にこにこ笑いながら部屋を出て行った。
俺は自然と涙が出た。そして思い出した。
祖母は末っ子を一人病気で無くしていた事を。
俺も末っ子だった。

今は、時々実家に帰ると祖母の好きな庭の木や花壇を手入れしてあげる。
動くのがだいぶキツくなったと、祖母は会う度言う。

時々、本当に庭師と間違える時があり辛いが、そう言う時は世間話をして素直にお金を貰い、
親からそっと返して貰う。

長生きしてもらいたい。そう思いながら庭の手入れをしにまた実家に帰る。

祖母力