914 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2011/11/22(火) 00:09:08.33 ID:zp3FBirFi
私の実家には、雑種のメス猫が一匹いる。

兄が東京で一人暮らしをしているときに飼い始め、実家に戻る際に一緒に来た猫。
普段はクールな兄だが、その可愛がりようったらなかった。
家族全員が溺愛していたけど、すごく気ままで抱っこもさせてくれない。
寄って来てくれるのは寒いときだけ。
一定の場所にいることも滅多になかった。

その数年後、兄が交通事故で他界した。
遺体が家に帰ってきた日の晩も、次の日の晩も、猫は兄のそばを絶対に離れなかった。
お通夜で人がたくさん来ても、兄の隣にじっと座り、葬儀に行く際は玄関で見送り、
焼かれて骨になってしまったあとも、ずっと骨壷に寄り添っていた。
四十九日を終えると、途端にその部屋で寝ることはなくなった。
お墓に入ったことを知ったんだろうか。

そのかわり、家の中で誰かが泣いていると、必ずその人のところへ顔を出すようになった。
寄ってきて、にゃーんと鳴いて、顔をなめてくれる。
うちの家族が、兄が残したこの猫にどれだけ助けられていることか。

そんなに不思議な体験ではないけれど、やっぱり猫って色々わかっているのだなぁと思いました。
長文すみません。

猫の歴史と奇話