832 名前:長文、ごめんね[] 投稿日:01/11/10 00:30 ID:t05RJHA6
ちょうど一ヶ月前の今日、父親が亡くなった。
頑固で口より先に手が出て、いつも優秀な姉と比べて私を罵倒する、
大嫌いな父親だった。 私は高校卒業と同時に家を出て以来6年間、一度も帰ること
はなく、父親もそれでいいと思っているようだった。 入院して一度だけ病院へ行ったが
「お前にあうと気分が悪くなる。帰ってくれ」といわれ、バスに乗りながら泣いた。



亡くなる前の日、母が電話をかけてきて私に言った。
「明日、母さん用事でどうしてもいけないから、あなたが着替えを届けてちょうだい」
しぶしぶ引き受け、当日、重い足をやっとの思いで進めながら病院へたどり着くと、
そこには全身を管でつながれた父親の姿が。ベッドの横には、来れないはずの母親も
地方に嫁いだはずの姉も、正月ぐらいにしか会わない親戚もいて、みんな目に涙を
浮かべている。

そのうち、母親がみんなに病室を出るように言い、私と父だけが残った。
酸素のチューブを鼻に通したまま、声にならないような声で父は言った。
「いままで、ごめんな。 くるしめててごめんな。 ほんと、ごめんな」
ものごころがついてから、初めて父の手を握ったような気がした。
細く、小さくなった手を握って、私は涙が止まらなかった。 本当は、
ずっとこうやって甘えたかった。

それから2時間ぐらいして、みんなに見守られながら父は亡くなった。
どうしても会いたいから私を呼び出してくれと頼まれたのだと、お通夜の席で母から聞いた。
父は自分の死期を知っていたのだろうか。
反抗してばかりだったね。私も謝りたい。
できることなら、もう一度あなたの娘をやり直したいよ。 会いたいな・・・。

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