759 名前:おさかなくわえた名無しさん[] 投稿日:01/11/05 18:09 ID:Fv4ZALXi
昔から、私は妹が羨ましかった。
全部私とは正反対だった。
顔からしても、妹ははっきりした二重で、赤ちゃんみたいに小さな顔で
よくハーフに間違えられるのに、私は一重の純日本人顔。
体が弱かったせいで、色もましっろで、細くて、小さくて、華奢。
私は、日に焼けていたし、がちがちの筋肉質。



街で、よくスカウトされていた。
私の後ろに隠れる妹が可愛くもあり、憎らしくもあった。
学校にあまり行かなかった彼女の遊び相手はいつも私で
うしろに付いて来るのが 自慢でもあり、コンプレックスでもあった。

体調を崩し入院しても、
先生方にも可愛がられ、どこにいっても「かわいい」と言われていた。
病気でもいいから、あんな容姿になりたいと思った。

妹の病気に家族中、気を使っていた。
母親は妹の言う事ならなんでも聞いた。
私は受験勉強でいらいらしてたのもあり、
そのことにすごく嫌気がさしていた。

病状が悪化するにつれ、いろいろなストレスからか
彼女は退行(精神年齢が子供みたいになる)して
すごく甘えるようになった。

その甘える様子さえ腹が立ち、ちょっとした意地悪をすると
大きな声でわーんと泣き出す。
それを見た母親が、妹を抱きしめながら、私を怒る。
今考えれば、どうして、意地悪なんかしたんだろう。

亡くなる少し前に、
「お姉ちゃんはなんでもできる!なんでももっててずるい!!」
と大泣きした。
その時は、(何でももってるのは、あなただよ、母親の愛情も
みんなからの注目も全て持ってる!泣きたいのはこっちだよ)
と思ったけど、
今なら判るよ。やっとわかるようになったよ。
私には、これから、何でも出来る時間がある
何でも手に入れる時間がある。

ごめんね。ゴメンネ。
分けてあげれなくてごめん。
半分ずつして、もう一回、姉妹やりたいね。

今度生まれ来る時も、妹になってね。
きっと、可愛がるから、もう意地悪しないから。

俺の妹がこんなに可愛いわけがない 2 (電撃コミックス)