414 名前:K[] 投稿日:03/06/08(日) 23:08 ID:zaTBXpvP
わが家には10年以上前から飼っていた一匹のシベリアンハスキーがいた。
名前はパール。可愛い犬だった。
時々脱走して追いかけたことも数知れずだったけど、本当に家族の一員として
父も母も弟も私も可愛がっていた。
去年・・そのパールが病気にかかった。子宮の中に膿がたまる病気で、年をとった
雌犬はその病気になる確立が高いのだそうだ。わが家ではパールを動物病院に
預けた。そして3日後、パールは元気に帰ってきた。



「よかったねー!」家族中が喜びに満ちていて、本当に僕もよかったと思った。
そしてそれから半年余りがすぎたある日のこと。
夜ゲームをしていた僕と弟は、「キャンキャンキャン!」という尋常ではない
パールの鳴き声に驚き、小屋まで走っていった。するとパールが腰から崩れ落ちるようにして
這いつくばっていた・・。
家族はビックリして、夜でも来てくれる動物専門のレスキューを頼んだ。
そしてやってきた医者は注射を打って帰っていった。「とりあえず明日の朝まで
様子をみよう。」ということになり、寝ようとしたら、どうもパールの様子が変だ。
夜中の3時くらいまで鳴き続けていたのだ。そんな姿を見るのは初めてだったので、


415 名前:K[] 投稿日:03/06/08(日) 23:19 ID:zaTBXpvP
家族は動揺した。僕も「うるさいなあ・・たぶん薬が効いてきたら
静かになるだろう。」とその夜は眠りについた。しかし次の日の朝、
母の声で目がさめた。

「パールが・・亡くなったよ・・・・・!」

僕は驚いて飛び起き、パールのいる玄関まで走った。
パールは死んでいた・・。冷たくなって、目はどこか寂しげだった・・。
まるで「苦しかったよ・・。でももう楽になったから・・。」と訴えかけているようだった。
その場にいた弟、僕、母は泣いていた・・。
その後、パールを布で包み、動物の葬儀をしてくれる市の葬儀場まで
車で運んでいった。
車中、弟と僕は無言のままだった。会話をする元気もなかったのだ。
僕はずっと後悔していた。「あの時、僕がパールの側にいてやれば・・!」
きっとパールは苦しかったんだと思う。暗い玄関で誰にも看取られることなく
この世を去っていったパール・・。
帰ってからも後悔しっぱなしだった。「ごめんな・・パール・・。」と。
パールが亡くなってから1年。
今わが家には新しい家族、ウエルシュコーギーの「もこ」がいる。
パールの時のような事を繰り返さないためにも一杯遊んでやって、
思い出をたくさん作るつもりだ。
でもパールのことは死ぬまで忘れないよ。サイドボードに今でも
飾ってある写真は死ぬ1ヶ月前に撮影したパールの写真。
こないだ見たらなんだか心なしか穏やかな顔に見えた。

パール、思い出をありがとう。





【再度】思い出してホローリくる家族との思い出part4