339 名前:おさかなくわえた名無しさん[] 投稿日:03/05/30(金) 23:06 ID:x3rLIIjH
物書きだったうちの親父、俺が生まれてからは食う為に書くの辞めて毎日朝早く、夜遅く働いてた。
それでも家族に絶対いらいらした姿なんか見せなくって、いつも笑ってるのね。
俺が高校のとき、ガンでぶっ倒れて入院してからも、笑いながら「やっと物書く時間が出来たよ」とかいってた。
結局全然書けないで買ったままの原稿用紙が溜まっていたなぁ。



当時、俺自身、物書き目指してて、そーゆー親父の態度が許せなかった。
自分は物書きだって言ってたくせに俺が生まれてから「時間がない」の一言で仕事だけ。
一度も物を書いてるところなんて見たことがなかった。だから口ばっかで挫折した人間だと思ってた。
親父が死ぬちょっと前、病院で「俺はお前のようにならない」って言ったのも覚えている。
物書きを目指す以上、どんな苦境に立たされても俺は書きつづけるからなって心に誓ったね、世間知らずだったけど。

結局親父は一本も話を書かずに死んだんだけど、遺品整理をしてたとき、一冊の本が出てきた。
親父が唯一賞をもらった童話だった。どうせくだらないんだろうとおもって読んだ。
内容は狐の親子の話で、子供を人にさらわれた親が助けに行くという話だった。
その親の心境がすっげぇ綺麗に書かれてて、子供を大切に思う気持ちってのが伝わってきた。

親父にとって作家になる夢のほかに、子供を幸せににするのもきっと夢だったのかもしれない。
そう考えると急に涙が出てきたのを覚えてる。今でも思い出しては胸が痛む・・・・・・。

最近になって後悔してるのは、俺は親父に一度も自分の夢を打ち明けられなかったこと。
俺も作家になりたいと思ってるんだ、そう言えていたのなら、もっと早く親父の気持ちを知れたかも。
今は食っていくのが精一杯だけど、俺も自分の気持ち、書ける人間になりたいと思う。

こんな乱文書いてるようじゃまだ遠いけどな(w


文豪・夏目漱石


【再度】思い出してホローリくる家族との思い出part4

  1. クラスの可愛い子のスク水の臭い嗅いだ結果。。。
  2. 庭に水撒きをしてたらTシャツ&ショーパンの若い娘が通りかかったので・・・
  3. 看護士の女性陣と合コンやった結果を報告するッ!!
  4. 東北(新潟、青森、岩手、秋田、宮城、山形、福島)に行って驚いたこと
  5. よく行く映画館のフードコートにいるいかにも ホームレスみたいな人にはお金あげてる