423 名前:大人になった名無しさん[sage] 投稿日:2005/11/21(月) 00:05:45
消防の頃。
その学校に転校してきたばかりの俺は、わからない事があり(内容は忘れた)、近くにいたNさんに尋ねた。Nさんは親切に教えてくれた。
後で知ったんだがNさんは知的障害があり、みんなからからかわれていた。
Nさんと話したのはそれきりだった。
俺は大学を卒業し、知的障害者の施設に就職した。勤務体制がきつかったせいか、必死に毎日をこなしていて、精神的にも肉体的にも参っていた。
そんなある日、施設内を歩いていたら、「あのぅ…」と俺に声がかかった。振り向くと、そこにはおそるおそる俺に話しかけるNさんがいた。
消防の頃。
その学校に転校してきたばかりの俺は、わからない事があり(内容は忘れた)、近くにいたNさんに尋ねた。Nさんは親切に教えてくれた。
後で知ったんだがNさんは知的障害があり、みんなからからかわれていた。
Nさんと話したのはそれきりだった。
俺は大学を卒業し、知的障害者の施設に就職した。勤務体制がきつかったせいか、必死に毎日をこなしていて、精神的にも肉体的にも参っていた。
そんなある日、施設内を歩いていたら、「あのぅ…」と俺に声がかかった。振り向くと、そこにはおそるおそる俺に話しかけるNさんがいた。
424 名前:大人になった名無しさん[sage] 投稿日:2005/11/21(月) 00:31:58
(Nさん続き)
「○○君よね?」と聞かれて、「うん。Nさんだよね?」と俺が言うと、Nさんは満面の笑顔になった。そのまま他愛もない話をした。Nさんは俺が関わる機会のない棟に入寮しているらしい。
その時は、覚えいてくれたのが嬉しいくらいだった。
その後、一年たたないうちに俺はその施設を辞めた。世話になった上司達も「ここの勤務体制はひどい。自分も辞める。君も若いんだから、考えた方がいい。」
そして、教員を目指しますというたて前で、職場を去った。
実際は教員になりたいわけじゃなかった。ただ目標を失ってしまっていた。
施設を辞めた次の年の正月、年賀状の中にNさんからのモノがあった。
「あけましておめでとうございます。おげんきですか?わたしはげんきです。○○くん、りっぱなせんせいになってください。N」
すごく汚い字で力強く書かれてあった。
Nさんの優しさと、今の自分の情けなさに涙がこぼれた。
その後実際に講師を数年勤めた。
そして今俺は、福祉の資格取得のため勉強している。
セピアな思い出∫泣ける話
(Nさん続き)
「○○君よね?」と聞かれて、「うん。Nさんだよね?」と俺が言うと、Nさんは満面の笑顔になった。そのまま他愛もない話をした。Nさんは俺が関わる機会のない棟に入寮しているらしい。
その時は、覚えいてくれたのが嬉しいくらいだった。
その後、一年たたないうちに俺はその施設を辞めた。世話になった上司達も「ここの勤務体制はひどい。自分も辞める。君も若いんだから、考えた方がいい。」
そして、教員を目指しますというたて前で、職場を去った。
実際は教員になりたいわけじゃなかった。ただ目標を失ってしまっていた。
施設を辞めた次の年の正月、年賀状の中にNさんからのモノがあった。
「あけましておめでとうございます。おげんきですか?わたしはげんきです。○○くん、りっぱなせんせいになってください。N」
すごく汚い字で力強く書かれてあった。
Nさんの優しさと、今の自分の情けなさに涙がこぼれた。
その後実際に講師を数年勤めた。
そして今俺は、福祉の資格取得のため勉強している。
セピアな思い出∫泣ける話