136 名前:大人になった名無しさん[] 投稿日:04/09/12(日) 15:45:23
あの日、新人で入社したときの事だった。祖母は末期の癌だった。
新人だということもあり周囲に遠慮して休みを取って見舞いに行け
なかった。(病院も場所をしらなかった)



ある夜、珍しく父から電話があり「明日明後日が峠らしい」ということ
を歯を食いしばり連絡してきた。父からみれば、ほとんど女で一つで
育ててもらった(既に故人だった祖父は仕事で家を空ける事が多かった
そうだ)母親だからその言葉が翌日にも残り頭がいっぱいだった。
とはいいながらも、新人だった漏れは有給を取るということもはばかれ
普通に会社にいった。またその日は同じ部署で寿退社する女子社員が3名
いてそんな事一言も言えなかった。夕方、携帯が鳴り父が「もう、危ない
俺はこれから病院にいく!!」といった。寿退社する女子社員が挨拶している
回っている中、一緒に遊んでくれた祖母の事が走馬燈のようになり仕事に
手が着かない状態だった。課長が「何ボッとしてる?」と聞いてきたので
「ここの雰囲気で話したくないんですけど・・・・」と事情を説明したら
課長が「分かった、どうせこの後は仕事にならないから、直ぐおまえは
病院に行け!!まだ間に合うぞ!!」と言ってくれたので、俺はそれこそ
ダッシュで会社を飛び出しタクシーと電車を乗り継いで病院の最寄り駅
までたどり着いた、父に携帯をかけると父が歯を食いしばりながら(多分)
「そこからタクシーでも車と信号が多いし時間がかかるから急いでこなく
ていいぞ」と言った。そうしていても横から叔母や母が「お義母さん!、
お義母さん!」と呼びかけているのが聞こえていた。とりあえずタクシー
に飛び乗り「急いで!!」と運転手に事情を説明すると運転手はギリギリ
のスピードでとばしてくれた。そして不思議な事があった。いくつかの交
差点等を通過する時に信号が全て青(もしくはギリギリで黄色だった)
おかげでノンストップで病院に駆けつけることが出来た。そして、祖母
は叔父、父、叔母、母、俺に声にならない声で「ありがとう」と確かに
言った後に息を引き取った。俺は自分が見た者しか信じない性格だが
あのときは確かに神様がいたのかと思った・・・・。あまり見舞いにも
行けなく申し訳ないと思いながら泣いた。優しかった祖母・・・。


大往生(ビデオ)


セピアな思い出∫泣ける話
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